真岡の夏祭り ~荒神祭~

地域に根付いた、伝統ある日本の夏祭り

新型コロナウィルス感染症拡大防止のため、令和2年は開催中止となりました。

江戸時代から続いていたと偲ばれる祭りも、昭和中期に基板を構築、 少しづつ進化を遂げ現代の形になりました。 大前神社の宮出しから始まり、 市内各所での神輿渡御、山車屋台のぶっつけ、 個性分かれる祭り囃子、夏祭り2日目の花火大会や、 川渡御など様々なドラマを生み、3日間の夏祭りを宮入りで締めくくる、 といったたくさんの見所を、栃木県内はもちろんの事、全国のお祭りファン30万人以上 が真岡へと集まり、夏祭りを楽しみます。

※過去年度の参考情報※
真岡の夏祭り~荒神祭~ 2018年度パンフレットができました!

表面 裏面

※真岡市産業部商工観光課様よりご提供いただきました。

みどころ

宮出し

宮出し

夏祭りは、大前神社の御祈祷から始まります。 各町会、各組の関係者が集まり、本社神輿、子供神輿、旭町屋台と 共に参道を渡御、一気にムードが高まります。 ここから宮入りまでの3日間、真岡市内では、熱い夏祭りが始まります。

ぶっつけ

ぶっつけ

2台以上の山車屋台が向かい合い、お囃子を競い合うことを「ぶっつけ」といいます。囃子のテンポを上げつつ、他町のお囃子に惑わされないようにする。囃子方の技量の見せ所です。また真岡のぶっつけの特徴は、山車屋台を勢いよく前進させて寸止めするため、山車屋台の高い運行技術が要求されます。

御照覧神事(ごしょうらんしんじ)

御照覧神事(ごしょうらんしんじ)

現在お祭り広場が開催されている田町北交差点において、大前(おおさき)神社から本社神輿に鎮められた御神霊を御前に、お祭り広場の安全と成功を祈願するとともに、本社神輿からの璽(しるし)として、各町会の山車屋台、神輿が五色の閉塞を授かります。真岡の夏祭り最大のイベント、「お祭り広場」は、古式ゆかしく開かれるこの御照覧神事をもって開始となります。

花火大会

花火大会

神輿と山車屋台に加えて、花火も同時に打ち上げる祭りは全国的に見ても希少です。真岡の花火大会は、元々神輿の川渡御の「照明」として昭和43年から始められました。この「照明」は、20代のわずか数名での若者たちが花見の席で発案し、何とか地域を盛り上げよう、という精神で奮闘して実現させたものです。現在では2万発を打ち上げる花火大会にまで成長し、真岡の夏祭りにはなくてはならないものとなっています。わずか数十m先の対岸で打ち上げられる花火とレーザー光線による光の競演、そして音楽との共演をお楽しみください。

神輿の渡御(とぎょ)

神輿の渡御(とぎょ)

本社神輿、荒宮神輿、子ども達が担ぐ若宮神輿の他、市内各町会で所有している地域神輿、そして中学生達が創意工夫を凝らして作り上げた中学生神輿など、お祭り広場には20数基の神輿が繰り出します。老いも若きもお祭り大好き人間が大集合し、自慢の神輿を思いっきり担ぎます。祭り人の熱気をぜひ肌で感じてください。

川渡御

川渡御

真岡市内を流れる五行川と行屋川。これらの川に挟まれた市街地は、かつて幾度となく水害に見舞われました。神輿の川渡御は、水害を伏せ、真岡市民の無病息災を祈願するため、昭和30年から行われるようになりました。川の中で勇ましく神輿を担ぐ祭り人間近で打ち上げられる花火との共演をお楽しみください。

御旅所入り(おたびしょいり)

御旅所入り(おたびしょいり)

御照覧神事から始まったお祭り広場。勇壮な山車屋台のぶっつけや、熱気あふれる神輿の渡御、そして厳かに行われる川渡御とそれを照らす大花火大会。真岡の夏祭りの最大の見どころであるお祭り広場は、本社神輿の御旅所入りでフィナーレを迎えます。
※御旅所とは、御神霊を鎮められた神輿を渡御の途中でお泊めする場所を言います。田町北交差点での合同手締めの後、真若や各町若衆、神輿愛好団体によって本社神輿は渡御をし、そして御旅所入りします。御旅所入りした本社神輿は一刻の休みにつき、翌日からの町会渡し渡御に備えます。

宮入り

宮入り

3日間の熱い夏祭りのフィナーレ、 みや通りには全屋台が集まりお囃子が鳴り響き、 かがり火の中を本社神輿が渡御します。 幻想的な空間の中、五行川の上で手筒花火が待ち受け、本社神輿は、 参道に帰ってきます。境内に着くまで担ぎ手達の声が響きます。 神輿を修めたところで、真夏の暑い3日間が終了します。

開催スケジュール

※新型コロナウィルス感染症拡大防止のため、令和2年は開催中止となりました。
以下は、昨年度の情報です。

2019年7月26日(金) ~1日目~
【宮出し/町会渡御/宵宮】

真岡の夏祭りは、本社・荒宮・若宮神輿を奉安する大前神社境内荒神社例祭日である 7月21日以降の金土日にかけて執り行われる。 初日は午前9時に出御祭を斎行し、宮出し、参道一の鳥居にて連合会長より 町会渡し大幣束の引き渡し、町会渡御、官庁渡御、御旅所祭、宵宮大燈渡御が行われる。 各町会では地域内を巡る町会神輿の渡御や山車屋台の運行がある。 当番町会地域内では宵宮行事が行われる。

2019年7月27日(土) ~2日目~
【お祭り広場/入水渡御/花火大会】

午後より市内中心部で行われるお祭り広場には、本社神輿を中心に各町山車屋台、 若宮神輿、各地域の神輿、中学生神輿も参加する。お祭り広場安全祈願祭、御照覧神事、 そして一同に会した神輿渡御と山車屋台による「ぶっつけ」が行われる。 夕刻、川渡御御清祓式後、荒宮神輿、万灯神輿による入水渡御。 神輿入水後には花火大会が開始され、市内中心部は神輿渡御と山車屋台のぶっつけ、 花火大会と大きな盛り上がりをみせる。

※花火大会について
市役所前交差点~田町橋交差点沿いの五行川をメイン会場として、 毎年2万発もの花火が夜空を彩ります。 打ち上げ花火、仕掛け花火と音楽、レーザー演出を組み合わせ、毎年進化している花火大会で、 昭和四十三年、入水渡御の明かり取りとして始まり、現在でも川渡御とは切っても切れない関係として続いている。
●見学の方へ、市内各所で交通規制があります。時間に余裕を持ってお越しください。

2019年7月28日(日) ~3日目~
【環御祭/町会渡し/宮入献灯】

御旅所にて還御祭を斎行後、夏祭町会連合会に属する町会で西端に位置する並木町より 町会渡しが始まる。当番町会により大幣束の引き渡しが行われ、本社神輿の前には、 引き太鼓、先導猿田彦、手古舞、先導大麻、町会役員が隊列を組み全七町会を巡り 大前神社へと戻っていく。 いよいよ、みや通りへ入ると献灯の火が点され、各種団体の太鼓演奏、 手筒花火を合図に若宮神輿から順に最終の宮入りへと進む。

関連リンク

真岡市公式サイト

真岡観光協会

このサイトは、皆様に真岡のお祭りについてもっと知っていただきたく、真岡市にあるお祭り用品店「祭うえの」が真岡市・真岡市観光協会の許可を得、上記組織作成のパンフレットデータに基づき作成・情報公開したものです。お祭りについてのお問い合わせ等につきましては、真岡観光協会(0285-82-2012)までお願いいたします。

※本ホームページの写真には個人の顔が写っているものがありますが、全ての方に了解を取れておりません。 削除希望の方は、ご連絡ください。

【参考情報】その他、2019年に行われる主な真岡市の祭り

※新型コロナウィルス感染症拡大防止のため、令和2年は開催中止となりました。
以下は、昨年度の情報です。

中村夏祭り

7月13日(土)・14日(日)
場所:真岡市長田、つばめザブーム様 東側道路

久下田祇園祭

7月13日(土)・14日(日)・15日(月祝)
場所:千代ヶ丘八幡宮・久下田駅前通り周辺

高田の夜祭り

8月1日(木)・2日(金)
場所:高田山専修寺

真岡の燈ろう流し

8月15日(木)
場所:行屋川水辺公園

真岡木綿踊り

8月24日(土)
場所:荒町本通り

尊徳夏まつり

8月31日(土)
場所:鬼怒緑地公園

大前神社例大祭

11月9日(土)・10日(日)
場所:大前神社

※その他、近隣夏祭り情報

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